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むいてもらう蜜柑はおいしい [食べ物・飲み物]

今日はとても良い天気でした。
気持ちよい春風に心躍りますが、花粉症の身であるが故にこの時期は手放し
に春の陽気を満喫するという訳にはゆかず、対処薬を服用しつつマスクでの
防御は常に欠かせません。

春の陽の穏やかさとは裏腹に、
街は瘴気に包まれる腐海のようです(笑)

とはいえ薬を飲むと飲まぬでは雲泥の差で、処方薬を毎年飲むようにして
からは、多少目のかゆみと鼻がむずむずする程度で済んでいるのですから、
だいぶ楽にはなりました。


さて、話は変わりますが、甘夏や八朔など大きい蜜柑の旬です。

大家さんの家の夏蜜柑の大木にも、夏みかんと思しき果実がたわわに
実っています。

52553624.JPG

先日の風の強い日、うちの庭に張り出している枝から、数個落果してきた
ので1個失敬して食べてみたのですが、見かけは立派なくせにすっぱすぎ
て食べられたものではありませんでした。

なんじゃこれ!?

東京で庭木としてよく見かける蜜柑というのは、どれもこのようなものなのか?
見かけだけの観賞用なのか?疑問に思ったので、ちょっと調べてみました。

すると、夏みかんは初夏頃から酸味が落ちてゆき、生食で食べられるように
なるとのこと、明治以降になるまでは、そういった特性があるとは知られずに、
酢の代用や調味料、加工用に用いられていたそうです。

今の時期に見かけでは完熟しているように見えるので、無理のないことかと
は思いますが、江戸時代の中頃から明治までの長い間知られなかったという
のが不思議に感じられます。

つまり、食べるにはまだまだ早すぎであるということ
この時期に食べようとすること自体が非常識なことというのがわかりました。
・・・それ以前に落ちているものを食おうとする根性も。。。

食べられないということがわかりましたので、庭に大量に転がっている夏蜜柑
たちは、仕方なく穴を掘って埋めて処分しました。

甘夏と夏蜜柑って違うんですね・・・身をもって知りました。


そんなわけで、口直しに青果店で買ってきた八朔を食べました。

八朔は夏みかんよりやや小ぶり、今が旬ということもあり甘さとすっぱさが
ちょうど良い加減でとても美味。大きい蜜柑はむくのが少々面倒ですが、
美味しいのでお構いなしにお気に入りです。

52553487.JPG

一気に剥いてから一気に食べる!

これがいちばんですが、特に人にむいてもらって食べるというところに
ささやかな幸福を感じる今日この頃です。


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お茶屋

「人にむいてもらって食べる」
自分でやるよりも、なぜか美味しく感じると思います♪

お茶なんかも、まさにそれの一つだと思います☆
by お茶屋 (2008-03-16 17:52) 

セキグ

こんばんは。
わたしはきれいにむいた夏みかんを、市販の杏仁豆腐に入れて(漬けて)
食べますよ。
ちょっとすっぱくても、おいしいです。^^
by セキグ (2008-03-16 23:39) 

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