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東京急行電鉄 池上線・東急多摩川線 [鉄道関連]

東京急行電鉄 池上線・東急多摩川線

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全編成シリーズ、今回は東急池上線と多摩川線です。

池上線は五反田~蒲田間10.9kmを結ぶ路線です。
池上本門寺の参詣者輸送を目的に作られ、1922年に蒲田~池上間が開業、
1928年に現在の蒲田~五反田間が全通しました。沿線には本門寺のほか
桜の名所である洗足池があります。

多摩川線は2000年の旧目蒲線の運行系統変更により誕生した路線です。
目蒲線の多摩川(旧多摩川園)~蒲田間が多摩川線となり、目黒から多摩川
を経て日吉までの区間が目黒線となっています。5.6km、7駅を10分で結ぶ
短い路線です。正式名称は「東急多摩川線」です。

池上線と多摩川線沿線には本門寺はあるものの、観光地や繁華街といった
大規模な集客施設はありません。通勤・通学輸送を主体とした沿線住民の足
として利用されています。

この二路線の車両は共通運用となっており、すべて池上線雪が谷検車区に
配置されています。使用車種は7600系、7700系、1000系、7000系(2代目)
です。

2011年度までに7600系、7700系のすべてと1000系の一部が7000系に
置き換えられる予定となっています。
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7600系 3両編成×3本  9両 (2008年10月4日現在)
            ←五反田・多摩川 
  7601F  7601-7681-7661
  7602F  7602-7682-7662
  7603F  7603-7673-7653

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7601F  多摩川線 2007/10/21 (沼部-鵜の木)
すでに引退している7200系(1967~2000年)の面影が強く残っています。
1986年に7200系を改造して登場した形式です。

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7602F  池上線 2007/11/17 (御嶽山-久が原)

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7603F  池上線 2008/9/13 (旗の台-長原)
この編成のみ、パンタグラフ搭載電動制御車が下り先頭車となっています。

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7700系 3両編成×12本  36両 (2008年10月4日現在)
            ←五反田・多摩川
  7901F  7901-7801-7701
  7902F  7902-7802-7702
  7903F  7903-7803-7703
  7905F  7905-7805-7705
  7906F  7906-7806-7706
  7907F  7907-7807-7707
  7908F  7908-7808-7708
  7910F  7910-7810-7710
  7912F  7912-7812-7712
  7913F  7913-7813-7713
  7914F  7914-7814-7714
  7915F  7915-7815-7715

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7901F  池上線 2008/9/13 (旗の台-長原)
7700系は1987年に旧7000系(1962~1999年)を改造して登場した
形式です。車体以外が新車同様に新調されました。

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7902F  池上線 2007/10/27 (雪が谷大塚-御嶽山)

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7903F  池上線 2008/3/30 (洗足池-石川台)

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7905F  池上線 2008/3/30 (洗足池-石川台)

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7906F  池上線 2008/4/5 (洗足池)

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7907F  多摩川線 2007/12/6 (沼部-鵜の木)

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7908F  池上線 2008/4/5 (洗足池-石川台)

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7910F  多摩川線 2008/6/14 (沼部-鵜の木)
車体製造年が昭和37年の東急最古参営業車です。
7910Fは元旧7000系トップナンバー編成。

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7912F  池上線 2008/9/13 (石川台-雪が谷大塚)
1995~1996年に池上線ワンマン化対応工事を受けた7912F以降の車両は
リニューアル工事も併せて実施、前面意匠が変更されました。

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7913F  池上線 2008/4/5 (洗足池-石川台)
いわゆる“歌舞伎塗装”と呼ばれるデザインです。

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7914F  池上線 2008/10/4 (大崎広小路-戸越銀座)

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7915F  池上線 2008/9/13 (旗の台-長原)
1996年に、目蒲線で活躍していた4両編成3本を池上線に転属させる際に
発生した余剰中間車3両を改造して登場した編成です。
新設された運転台、前面デザインが1000系に準じたものとなています。
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1000系 3両編成×11本  33両 (2008年9月28日現在)
            ←五反田・多摩川
  1012F  1012-1212-1313
  1013F  1013-1213-1312
  1014F  1014-1214-1314
  1016F  1016-1216-1316
  1017F  1017-1217-1317
  1019F  1019-1219-1319
  1020F  1020-1220-1320
  1021F  1021-1221-1321
  1022F  1022-1222-1322
  1023F  1023-1223-1323
  1023F  1024-1224-1324

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1012F  池上線 2008/4/5 (洗足池-石川台)

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1013F  池上線 2008/4/5 (洗足池-石川台)

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1014F  池上線 2007/11/17 (御嶽山-久が原)

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1016F  多摩川線 2007/10/20 (沼部-鵜の木)

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1017F  池上線 2007/12/7 (御嶽山-久が原)

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1019F  池上線 2007/11/17 (御嶽山-久が原)

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1020F  池上線 2007/10/21 (石川台)

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1021F 多摩川線 2007/10/21 (沼部-鵜の木)

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1022F  池上線 2008/3/30 (石川台-雪が谷大塚)

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1023F  池上線 2008/10/4 (石川台-雪が谷大塚)

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1024F  池上線 2007/12/23 (洗足池)
この編成のみが3両揃って池上線に新製配置されました。
1993年に登場した折には、同線における63年ぶりの新車として話題に
なりました。
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7000系 3両編成×4本  12両 (2008年9月28日現在)
            ←五反田・多摩川
  7101F  7101-7201-7301
  7102F  7102-7202-7302
  7103F  7103-7203-7303
  7104F  7104-7204-7304

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7101F  池上線 2007/12/6 (石川台-雪が谷大塚)

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7102F  池上線 2008/9/13 (長原-洗足池)

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7103F  池上線 2008/9/13 (旗の台-長原)

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7104F  多摩川線 2008/9/13 (沼部-鵜の木)
7000系(2代目)はこれからの両線における主力車両となる電車です。
振動や騒音をはじめとして、車内外の環境が従来の車両と比べて格段に
向上しています。
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おまけ


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旧7000系  目蒲線 7061F他4連 1990/12/19 (西小山)
地上時代の目蒲線西小山駅です。
西小山駅は地下化され、当時の面影はまったくありません。

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3650形  池上線 1988/12/18 (旗の台)
旗の台駅の大井町線ホームは、急行退避設備を備える大改装により、
昔の面影はまったありませんが、池上線側の雰囲気は20年を経た今も
大きく変わりありません。

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趣味者としては旧来車の淘汰は寂しく感じますが、利用者として新型車両
の導入は、大変歓迎すべきことです。ゆく電車を惜しみつつ、今後の車両
の動きには注目です。

おしまい
全編成シリーズ、これにていったん終了


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schnitzer

旧車が淘汰されるのはとても寂しいことですね。
それにしてもるるさんの東急全編成シリーズは凄いです。
by schnitzer (2008-10-04 23:12) 

るる

schnitzerさん
寂しいですが仕方のないことですね。
全編成シリーズですが、特に思い入れのある路線は
これで終わりですので一旦終了です。
お付き合いくださいましてありがとうございました!
by るる (2008-10-05 00:11) 

セキグ

こんばんは。
まとめて拝見させてもらいました。^_^
こうやって見ると、お茶いろの車両は斬新ですね。
(毎日休み無く動いている電車の顔も、個性豊かですね。)
by セキグ (2008-10-05 00:44) 

お茶屋

3650形・・・なつかしいです♪
まさに通学に使ってましたので^^;
by お茶屋 (2008-10-05 14:19) 

るる

セキグさん
こんばんは!
緑色の電車もなかなか味がありまして、新型車両が
20年のときを経てカラーを受け継ぎました^^

お茶屋さん
この3650形、晩年はほぼ池上線専用でしたので
通学の際には使ってらしたのではと思います。

by るる (2008-10-05 22:13) 

manamana

7600、7700系もなくなってしまうんですか。
昔ながらの光景がどんどんなくなってしまいます。
でも、きっとほかの場所で活躍するのでしょうね。
by manamana (2008-10-12 14:11) 

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